学習塾 童学舎

先生インタビュー

先生インタビュー

豊中市・曽根駅から徒歩すぐの閑静な住宅街にある個人塾、童学舎。
温かな木のぬくもりが感じられる学びの環境で、少人数・様々な学年の子供たちが学ぶこちらの学習塾では、いわゆる集団的な授業は行われず、対話重視の指導によって“学ぶ”ことの楽しさを伝えています。
「落ち着いて、じっくり勉強に取り組ませてあげることを大切に考えている」と穏やかな口調で語る童学舎の辻川公二塾長に、童学舎の教育方針や他の学習塾にない魅力、そしてそこで学ぶ子供たちへの思いなどをお聞きしました。

“自分が理想とする学習塾を”
そんな思いを胸に2008年に童学舎を開塾

これまでの経歴を簡単に教えていただけますか?

大学生の時から「企業には向かないな」と思っていて(笑)、当時はバブル経済の絶頂期でしたが、これといった目標もなく、かといって大学に残って学問に打ち込むガッツもなく、漫然とした日々を過ごしていました。
そんな時に友達から「塾を手伝ってくれる人を探している」という話を聞いて、その塾に勤め始めたのですが、塾の経営が傾いてしまい一般企業へ転職しました。
その企業で頑張った後、縁があってまた違う大きな企業に誘われたのですが…やはりそこでも「組織には合わない」ということを感じて(笑)、塾で働いたことで“人に教える”“子供に教える”のが好きだということはわかったので、再度塾に転職しました。

そうした紆余曲折を経て、童学舎を開かれたきっかけは?

転職した塾の教育方針と、私の考える理想・理念とが「ちょっと違うかな」と感じて、「自分が理想とすることを始めよう」と思い立ち、2008年に独立し童学舎を開きました。
始めた当時は一人も生徒はおらず、まさに“ゼロからのスタート”でした。

そうした状況でしたので、家賃がかからないということで親や妻にお願いしてこの自宅を塾として使わせてもらうことにしました。
現在、子供たちが勉強している教室は、元々は家族がごはんを食べていた食堂で、塾として使用するにあたって少し改装しましたが、基本的には家族が食堂として使っていた雰囲気のままです。
教室の外の庭やアプローチ、また打ちっぱなしの壁なども元々の造りです。

“ゼロからのスタート”ということですが、最初の生徒は?

最初に来た生徒は高校受験を控えた中学生たちで、「この塾で粘り強く勉強したい」「駅前の塾ではなく、落ち着いた雰囲気の中で勉強したい」と言ってくれて、童学舎へ通い続けてくれました。
今もお話ししましたが、童学舎の教室は元々も私の家族が食堂として使っていたところで、温かな木のぬくもりが感じられる空間が特徴です。
集団的な授業が行われる大手の学習塾にありがちな、ビルの一室に集まって大人数で授業を受けるというものではなく、少人数・様々な学年の子供たちが集まって学ぶ当塾では落ち着いて勉強に取り組める空間の良さには自信があり、童学舎の大きな魅力の1つだと思っています。

木のぬくもりが感じられる落ち着いた空間で
少人数・様々な学年の子供たちが一緒に学ぶ学習塾

童学舎の学びの特徴、また他の学習塾との違いは?

まずは、落ち着いた雰囲気の中で、少人数で様々な学年の子供たちと一緒に学べる環境にあることです。
例えば小学校3年生と6年生が同じ空間で勉強していると、「富士山の高さは?」という問題に対して6年生の子が「覚えていない」と言うのに対して、3年生の子が「3776メートル!」と答えたりするような場面が多々あって、その子の自信を生み出すきっかけになります。
勉強ができたり、問題が解けたりすることだけでなく、「6年生のお兄ちゃんが答えられない問題に、答えられた」というような、“小さいけれども大切な自信”が芽生える瞬間を大事にしています。

自分が子供の頃のことを思い出しても、そういう瞬間が大切なのはよくわかります

“学びは真似ること”なんてよく言われますが、小学校低学年の子を見ていると、「上級生のことをよく観察しているな」と感じます。
年上の人から何かを盗んで、それを自分の知識・学ぶ力にしていくことは本当に大事で、核家族化が進む今、そうした機会は少なくなりつつありますが、ここでは2~3つ年上のお兄ちゃん・お姉ちゃんとふれあえる環境があります。

他にはどんな特徴・特色がありますか?

具体的な勉強の話になりますが、小学生の算数、中学生の数学を徹底的に伸ばすようにしています。
「算数が好き」「数学が得意」というレベルを飛び越えて、「むちゃくちゃできる」という風になってもらいたいと思っています。

高校進学後や大学受験でも数学はネックとなる科目で、英語もそうなのですが、実は英語は努力次第で何とかなる科目なのです。
ですが数学はそうはいかず、これが苦手なままだと進路を考える時に選択肢が狭まってしまいます。
さらに小学生の読解力は算数で身につくと考えていて、国語のテスト作中の登場人物の感情を問う問題がありますが、算数が苦手だとちゃんと文章の意味が読み取れないことが多いのです。

当塾に通う子に“勉強が好きな子になってほしい”というのもあるのですが、それと同じくらい“難しい問題を粘り強く考えられるようになってほしい”と思っていて、そのためには小学生なら算数、中学生なら数学を伸ばすのが一番だと考えています。

落ち着いて、じっくり勉強に取り組んでもらい
粘り強く難問に取り組める強さと好奇心を

現在、童学舎ではどんな子供たちが学んでいますか?

40人程度の子供たちが、各年代バランスよく通っています。
小学校から高校まで各学年平均4人くらいで、私が理想とする“学びの環境”ではこれくらいの人数が理想的だとと思っています。

童学舎様へ通う子供たちの雰囲気は?

こちらが何も言わなくても、「こんにちは」と元気に挨拶して教室に入って来て、自分のやることを黙々とやっているという感じです。
基本的に当塾にはいわゆる“授業”はなく、受け身の姿勢でただ先生の話を聞くだけではない対話重視の学び、そしてわからない問題を教えるのではなく、粘り強くそれに取り組み続ける自発性を重視しています。

最後に、あらためて童学舎の理念・コンセプトをお聞かせください

“落ち着いて、じっくり勉強に取り組んでもらう”ことです。
最初はよく理解できないことも、「もう一度ゆっくり読んでみて」と言ってあげて、考える機会をできるだけたくさん設けるようにしています。
小学生であれば、そうして「もう一度読んでみて」「よく考えてみて」と言うと、ほとんどの子供は理解できるようになります。
もちろん、どうしてもわからない問題があれば解説しますが、その問題ができる・できないではなく、「難しい問題に粘り強く取り組もうよ」と伝えています。

中学生で高校入試を目指して勉強しに来た子や、中学2~3年生で入塾して来た子には、考える機会を設けることも大切ですが、それと同時に定期テストでの点数や、近い将来に控えた受験も重要になりますので、そうして試験できちんと点数が取れるように指導します。

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